2005年、今から14年前、当時41歳の私は、病院の待合室で茫然としていました。検査の結果「8センチ以上の筋腫が3つあります。子宮をとった方がいいです。」と、医師から告げられたからです。

当時の私は、金融機関で働きながら、子育て、家事、仕事に追われ、毎日を忙しく過ごしていました。子どもがようやく小学校に上がった頃、実父は胃ガン、義母は膵臓ガン、実母は輸血による肝硬変になり、3年の間に、大事な人を次々と失うという悲しい出来事を経験しました。

深い悲しみと、言いようのない喪失感の中、積み重なった疲労とストレスで心身ともに疲れ切ってしまいました。心のバランスを完全に崩した私の体は、原因不明の浮腫で全身が腫れあがり、ついには起きることすら出来なくなってしまったのです。もっと読む